JR在来線特急は曲線が多い区間におけるスピードアップのために振り子機構を備えた車両が活躍しています。一般に曲線部分を通過中の鉄道車両は遠心力の作用で横方向に大きな力を受けるので、曲線を通過する場合には列車の速度を落として通過しなければなりません。

曲線区間を通過中に車体を内側に傾けることで乗客が遠心力により生じる横方向の力を受けないようにして、曲線区間でもスピードを落とさずに高速走行を可能にするための仕組みが振り子機構です。

振り子機構は曲線区間の多い線区を高速で走る特急車両に用いられています。鉄道模型の世界でも実車のように振り子機構を備えた特急車両が登場しています。

日本初の振り子式車両である国鉄381系電車をはじめ、JR北海道キハ283系気動車やJR東海383系電車の鉄道模型にも自然振り子機構が搭載されていて、高速で曲線を通過させると車体が曲線の内側に大きく傾く様子を見ることができます。

鉄道模型の場合はジオラマを設置するスペースが限られているので実物よりも急カーブの区間が多いレイアウトになる場合が多いので、振り子機構を備えた車両を高速走行させると車体が左右に大きく傾く様子を楽しむことができます。